【ワークキャンプ7】インドネシアで嘔吐,高熱,大惨事【夜明け編】

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意地でも吐きたくない

嫌な予感

 

Dは室内で眠り、他二人は外で休んでいました。

 

室内にはFに残ってもらい、僕は外でスマホをいじりながら柱にもたれて二人の様子を見ていました。

 

先に述べたように、1回吐いてすっきり!

っていう病気じゃなかったので、何度か吐いてしまったり、トイレにいくこともしばしば。

 

 

 

吐けたらごみを捨てて水をもってきて、新しい袋等を用意する。

 

 

 

体調が悪化しても怖いので、トイレのカギだけ閉めないようにお願いして、その際は僕が廊下の先で待機する。

 

 

 

起きていたら一時間に一回くらい熱を測ってもらう。

そんなリズムで朝4時か5時くらいまで時間が流れていきました。

 

 

 

インドネシアの村っていう環境がずっと自分の意識を繊細にしていたような気がします。

 

 

音楽でも聴けたら気がまぎれたのですが、イヤホンをして声や物音に気づけないといけないし、病気の時に他人の趣味の音楽なんて聴きたくないのは承知なので、ぼーっとしているのがほとんどでした。

 

 

(本も気分悪くなりそうだったので……)

 

 

 

 

たまにFと話すのが良い気分転換になりました。

 

本当に彼には感謝……!!

 

 

 

病気も気から。といいますが、

気づかないふりをして、病気にならなかったらそんなに楽なことはないです。

 

 

少しずついやーな雰囲気が僕の中で大きくなっていることを、無視できなくなってきていました。

 

陽が昇ろうとしている頃です。

 

 

 

 

それでもまだ気のせいだと自分に言い聞かせて、意識を他人へ、他人へとむけていました。

 

 

そんな中、寝ていた一人(インドネシアからの参加者)が起きたので病気発生から看病までの状況を説明しました。

 

 

せーま
せーま

彼も頭文字Dで前述のD被るので、U君にします。

 

 

UとFはキャンプリーダーだったので、彼ら二人とこれからのことを改めて相談しました。

 

(まともに相談できる体調にあったのも僕らくらいだったのでね……。)

 

 

 

U「ありがとね、看病してくれて。ねててごめん。笑」

 

 

自分「全然いいけど、いびきすごかったよ」

 

 

U「ごめんごめん。実は僕も体調悪かったから早めに寝てたんだよね」

 

 

自分「Dからきいたよ。大丈夫?」

 

 

U「寝たらすっかり良くなった」

 

 

自分「そりゃ、良かった。それで今日の予定だけど」

 

 

 

この日の予定は、朝7時から小学校を訪問してお昼まで交流。放課後は自由に子供たちと遊ぶ運びになっていました。

 

 

自分「こんな感じじゃ無理そうだから、病院行けたりするかな?この辺に病院ってあるの?」

 

UがFにインドネシア語で確認します。

 

 

(Fはそこまで英語が得意じゃないんです。なのでいつもD、U、Mの通訳を通しての会話が多め。)

 

せーま
せーま

それなのに寝ずに看病手伝ってくれるやさしさにあふれた彼……。めちゃくちゃに良い奴です。泣

せーま
せーま

ちなみに、英語が苦手で口数の少なかった彼も、一週間たつ頃には積極的に話、概ね意思疎通もできるようになったのだから、ワークキャンプっていう環境はすごい!!

 

 

U「z!&”kkjhljo’&#!=8???」

 

 

F「&971ulj(867.」

 

 

U「病院はFが確認してくれるってさ」

 

 

自分「わかった。お願い。学校の方にも連絡いれなきゃだよね」

 

 

U「あぁ、そうだね。良い時間にやっとくよ」

 

 

自分「あとさ、病院いってもいかなくても、コンビニで”患者さん”が安心して飲める水と食べ物買いたいんだけど。俺をバイクで連れてってくれないかな?」

 

 

F「OK。たぶん病院の帰りによれると思うよ」

 

 

自分「そっか。よかった」

 

 

U「みんなずっと吐き気あるの?」

 

 

自分「今は、眠っているけど、体調のせいで一時間もせずに目覚めちゃう感じかな。ちょっとでも寝れればいいけど」

 

 

U「そっか。せーまとFも休んだほうがいいよ」

 

 

自分「んー。Fが先に休みな、U1人残してかってが分からないといけないし」

 

 

U「でもせーまもずっと起きてるんでしょ?」

 

分「普段からあんまり寝ないから大丈夫だよ、どうしてもってなったらMさんが起きたら交代してもらうからご心配なく!」

 

 

 

もちろん彼らのことを信用していないわけではないのですが、把握しておきたかったんですよね。

 

とか吐いた数とかそんなことを。

 

 

 

普段から睡眠時間が長くないのは事実だし、僕が体調崩すのはみんなが復活してからでいいや、と軽く考えていたりもしました。

 

 

ところで、病も気からといいますが。人と話して気分転換をすると本当に体調が良くなるものです。

 

 

 

嘘偽りでなく、体の調子が良くなったように思えました。

 

 

 

 

とにかく、Fが眠りUが代わりに看病担当になったわけですが、この時間の看病とはいっても、闘病に疲れた患者さんたちはみな眠り、だいぶ落ち着いている状況でした。

 

 

 

いつ悪化するかわからないの気は抜けませんが……。

 

落ち着いていることは良いことです。

 

 

 

ただ、ナースの仕事がないことは、みんなの具合がましだということなので、良いことなのですが、この時に限っては、せわしく動いていたかったというのが本音です。

 

 

 

 

ナースの仕事から解放されて、自分だけの世界に隔離されると。

 

繊細になった意識がどうしようもなく自分の体調の異変を探し出そうとします。

 

いや、自分の体調が平常だと確認したかったのかもしれません。

 

 

 

 

 

視界の端で眠る彼女たちの寝息に耳を澄ませて、自分の体調を無視しようと試みては、失敗し、頭を振って嫌な意識を振り落とす。

 

 

ふいに気持ち悪さが襲ってきたら深呼吸をして、取り入れた大量の空気で吐き気を押しつぶす。

 

 

 

そうやって過ごしたのが1時間近くあったと思います。

 

その間に、彼女たちの具合が悪くなれば看病もしていたわけですが、不思議と動いていると吐き気が薄れた気がしたんですね。

 

 

 

 

なので、それに気が付いてからの時間は常にうろうろしたり、ストレッチしたりしていました。

 

 

 

 

家の前にあるモスクに向かって祈ってみたりもしました。

 

「宗教外の人間が祈ることで失礼にあたるのかもわかりませんが、失礼します。乗り越えられない壁だとは思いませんが、開始3日目でこの難題とはいささか早すぎやしませんか。これもいい経験ですけど、僕らのワークキャンプの時間を奪うのは今日くらいにしてもらえると助かります。海外初の子もいるんです。インドネシアが初なのは僕らの殆どです、彼らに海外を、インドネシアを嫌いになってほしくないでしょう?わかったら検討頼みますよ。南無阿弥陀仏、アーメン、アッラー、はいさい、ごきげんよう

 

 

 

祈りが何たるかを。

またここの宗教がどれだったか気にするのを鬱陶しく思うほどには僕の体は”やられていました”。

 

 

 

朝五時とかに起きてる神もそうそういないと思うので、期待はしてなかったですが、案の定数十分やそこらで結果はでず…….。

 

 

 

ちょっと限界かなと思い始めた時に、体温を測ってみることにしました。

 

 

嫌だなぁ、と思いながらも、彼女たちと同じ症状なのか、看病疲れなのか、清掃で気分が悪くなっているのか、知る必要はあるわけです。

 

 

 

彼女たちの熱はだいたい37℃前半にはじまり同後半くらいまで上がっていました。

 

37.5℃あったらおなじやつだな、と思いながら計測を……。

 

 

 

 

うん、38.5℃。

 

 

 

 

断トツの一位をたたき出してやりました。

 

 

 

どうりでふらふらするはずです。

 

どうりで体が熱い気がするわけです。

 

 

 

 

 

自分の体温はこれ以前には測っていないので悪化状況は分かりませんが、恐らくここ数時間で上がった熱だと思います。

 

看病し始めの時はなんの異変もなかったので…….。

 

 

 

数字を突き付けられると説得力は一気に増します。

 

 

「どうしようかなぁ」と、体温計の数字をみながら考えていると、Mさんが起き、Dと話しているのに気が付きました。

 

 

 

 

仮眠をとったFも起きていたようです。熱のことは言う必要もないとおもったので

 

 

自分「ごめん、俺もずーっと看病してると気持ち悪い気がしてくるからさ、30分くらいやすませてもらうわ」

 

 

F「え、はきそうなの?」

 

 

分「まぁ、吐き気なくはないね。笑」

 

 

U「まじか…

 

 

自分「大丈夫、いま少し寝れば治る気がするから」

 

 

U「や、しっかり休んだほうがいいよ」

 

 

自分「“18歳とか20歳とかの子供“には任せてらんないからさっ。じゃあ、ちょっと休むわ、なんかあったら起こして!」

 

 

 

 

嘔吐:3人

体調不良:2人(僕)

看病&清掃:2人

・睡眠:2人

 

 

 

病は気から。といいますが、病は言霊から。かもしれません。

 

 

 

 

 

実際に30~1時間のあいだに僕は目を覚まして、その時には吐き気はどこへやら。

 

頭痛と体の痛みだけ残して、影も形もなくなっていました。

 

 

 

 

こんなことなら言霊にのせて

「頭痛もなくなる」

「体のいたみも0になる」

といっておくべきでした。

 

 

 

ともかく30分で回復する体でよかったです。

 

 

 

まぁ彼らにいったことも少なからず本当で、

 

最年長の僕が吐いてる場合じゃないという思いや、

 

起床時間すら曖昧な彼らに任せてらんないぞという思い、

 

僕にとっても他参加者にとってもこのワークキャンプが悪い思い出になってほしくないという思いも……。

 

 

 

そんな考え方が吐き気をどこかへ押しやってくれたのかもしれません。

 

もしかしたら、失礼のすぎる祈りを受け入れてくれる神様が近くにいたのかもしれませんが。

 

 

 

具合がよくなってからは一層ナースとしての仕事を務めました。

徐々に皆がおきだすので作業は比較的楽に。

同時に吐く回数等もおちついてきたので。

 

 

 

目の覚めたかれらですが、”まだ”吐いていない彼らにも熱を測ってもらいました。

 

記録のため!!

 

 

まだ具合が優れなそうな彼らですが

 

確認したところ数時間後には病院にいって診療してもらい、学校のキャンセルも問題なくできるようなので。

 

そこまでとりあえずがんばってくれ!という感じです。

 

 

 

 

太陽が昇り、あたりが明るくなってきたころ、病院にむけて少しずつ準備を始めました。

 

いつまた体調が悪化するかわからないので僕の脳が正常なうちにやること&必要なものリストをスマホの中につくっておきました。

 

 

 

最悪これみせたらいいや、って保険でね。

 

病院にいったら申告すること

→吐いた数

→体温の変化

→ここ数日で食べた朝昼夜食のリスト

→他多数

 

 

 

・すること

→NICEの方にメール(俺)

→コンビニで食べ物買う(どれ買うかは大方チェック済み)

→学校に連絡

→予定立て直し

→他多数

 

 

といった具合に。

 

 

 

 

病院での診察結果次第で、行動が決まるわけなのでこの時間帯が一番動きにくかったようにも思います。

 

なのでできることは今のうちにすべてやっておこうと、看病はすくなくなったものの僕としてはだいぶ活動的な早朝になりました。

 

 

 

夜をこえた安心感は太陽が持ってきたのか、看病の成果か。

不安が消えないのはさっき起きたばかりの二人の顔色のせいか、自分のひどすぎる頭痛のせいか。

 

 

 

 

そんなことを考えながら、スマホで

 

 

【インドネシア語 病院】

 

 

 

でヒットした記事に目を通していました。

 

すべてが病院で解決されることを願って、ぼくの体力が尽きないことを願って、もう少し頑張ります。

 

参加者のみんなが海外、インドネシアを嫌いになっていませんように。

 

 

 

続く

 

夜をなんとか乗り越えた僕らは、やっとの思い(車に乗ってただけ)で病院へ。

 

診療に加え薬の説明や、質問などのすべてが二回の翻訳を介して伝えられる

 

難易度★★★★★

 

の病院でした。なれない環境で体調をくずしたすけあった僕らの復活辺はまた次の記事で。

 

 

次の記事で病気エピソードは完結になるかと思います。

 

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