
今日の一冊。小川糸さんの『ライオンのおやつ』!3行まとめ!
書評
本を選ぶときに見る部分は
人それぞれ違うと思いますが……。
僕の場合
タイトルと表紙!
に惹かれて買うことも多いです。
特に書店で買うときは。
タイトルにはセンスを
表紙には世界観を
感じるので良い買い方だと信じてます。

はずれを引くこともすくないので!
(書店で表紙が見えてるのはおすすめ本だけだからかもしれないけど…)
この『ライオンのおやつ』も
タイトルと表紙に惹かれて買った一冊でした。
印象的なシーン

人生をぐるぐる巡って、いろんなことを経験して。結局最初のドアをくぐって生まれ来た場所に戻っていくのかもしれないなぁ。

ただ大切なものに気が付くってだけじゃなくて。その事実に気付いたら、自分の周りにはその大切なものが溢れていた。っていう”気付き”の表現が何とも…。泣ける。
感想
死を待つ人の集うホスピスでのお話なので
特別派手なアクションがあるわけでも
脳を刺すような衝撃的な展開があるわけでもないのだけれど。
物語が進むにつれて朽ちていくからだ
とは裏腹に
益々豊かになっていく海野雫(主人公)の人生(余生)
が輝き放ちすぎて辛い。
その先に終わりが見えているからこそ
輝けば輝くほど儚く光る。
ちょうど、残り10ページの本みたいに。
ちょうど、ホイッスルを待つロスタイムみたいに。
そうだなぁ。

悲観的にならないためには
自分の死生観を操作するしかないのだと思います。

死んだらどうなるんだろう...
いい本だったなぁパーセント : 85%
気になった点を挙げるのならば
ホスピスに入る前の人生や人間関係を
もっとしりたかったかなぁと……。

みんな魅力的だからこそ際限なく知りたくなってしまいますね。
そういえば
読んでいるときにずっと
『愛の夢』リスト
をながしていたんですけど…
まさかの作中に別の曲がでてきて!
それからの類似シーンの時は
そっちの曲を流していました。
どちらも良い曲なのでおすすめっ。^^
登場人物たちの人柄や
綴られる言葉のひとつひとつが魅力的で
ストーリーよりも人に
考え方に
島に恋するようなお話でした!

僕の最後のおやつは読書中に食べていた母手作りの豆パンがいいな!!
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