誕生日とビール
誕生日
13日生まれの人間全員が自分の誕生日の何日かをジェイソンに邪魔されるわけだ。
13日の金曜日ってことで、誕生日を忘れられる人がいるかもしれないし、からかわれるかもしれない。はたまた、マチェットで襲われる人もいるかもしれない(ジェイソン=チェーンソーのイメージ払拭求)。
まぁ、多少ジョークに使われるくらいで、誕生日の1日がより印象強いものになるのだから悪いことじゃないと思う。
誕生日プレゼントにマチェットのレプリカとかプレゼントするのも良いセンスじゃないだろうか(いつかやってみよう)。
13日は悪くない。現に、13日が金曜だろうとそうじゃなかろうと、我が家は毎年幸せな13日を過ごしている。
今日は父さんの誕生日。
自分の誕生日にはさほど興味がないし、他の一日と大差ない感情しか持てないのだけれど。親しい人の誕生日は、悪くない気分。
誕生日のなにがいいって、毎年必ず来ることだ。
誕生日は、「一年に一回おめでとうを言ってもらう(or 言う) DAY」だと思っている。
ありがとうとか、ごめんねとかと違って、”おめでとう”と言う機会ってそんなに多くないような気がするから。
年を取ればとるほどおめでとうと言われる機会って減っていくのではないだろうか。
定期に試験があるわけでも、部活動をしてるわけでもなし、おめでとうは何の日に言いますか?と聞いたら誕生日とお正月がトップだと思う。
ありがとうって言う言葉が美しい言葉だという印象に文句はない。
ぼくも好きな日本語の中でかなり上位にランクインする言葉だ。
でも、それと同じくらいにおめでとう、もいい言葉だと思う。
何かの功績を祝ってもらう言葉なのだから、言われて悪い気がするわけがない。
僕の自尊心の問題かもしれないが……。
しかし、逆の立場で。つまり、おめでとうを言ってあげられる立場にいることもまた幸せなことだ。
誰かを祝えること、誰かの功績を一緒に喜んであげられること、感謝とか期待とかも全部含めた言葉が、おめでとう。だ。
一年で有数のおめでとうチャンスデイだ。
父さんの誕生日を今年も祝えること、これからも健康でいてほしいこと、半年も海外いって心配かけて申し訳ないこと、物欲を感じないからプレゼントがむずかしいこと、騒がしい母親と性格の悪い長男とあほな妹弟を支えてくれていることへの感謝等々、今日はそういう感情全部ひっくるめて「おめでとう」を父さんに。
お誕生日おめでとう!
父さんがもう51ってことにも驚きだけど、自分が22ってことには震える。
30年後に父さんみたいに(むしろそれ以上に)なってなきゃいけないと思うと、ハードルはたかいですなぁ……。
毎日朝から晩まで仕事行って、土日には僕らのサッカーまで見に来てくれて、送り迎えもしてくれたり。仕事にいく週末だってある。
「ゆっくり休んでね!」とかいいたいけど
何分まだ学生身分なもので、頼らずに生きるほど成熟してないのが実際のところだ。
来年か再来年には妹も僕も社会人になるので色々環境とか変わるのかなぁ、とぼんやり想像してる。
時間がとれたら中長期の旅行にでも行かせてあげられればいいなぁ、と思う。
海外旅行に行くなら英語圏だったら通訳できたかもなのに、関心があるのは中国だそうで……。
なので、英語圏への関心を説き伏せるか、僕が中国語を学ぶかのせめぎ合いが予想されます。
うん、でも、まぁ、母さんとゆっくり旅行できたら場所はきっとどこでもいいんだと思う。
その際は
僕:妹:弟=2:4:4
くらいでお金出すので、お任せあれ。
楽しんでもらうためにも今からいろいろ頑張らねば。
誕生日ということで、例年に同じくプレゼントはビールとさせていただきます。
テクノロジーの時代にも感謝しなければならないな。
遠く離れたオーストラリアの地から自宅宛てに日付まで指定して宅配ができるのだから。
ギフトカードにメッセージまで添えて。素晴らしい。
来年は一緒にビールでも飲みながら祝えるかな。
今年送った神泡はさすがに来年にはくたびれてるかな。
僕の進路は決まっているかな。
バックパッカーが良い刺激になったかな。
良い思い出たくさんかな。
一年前に世界一周したなんて信じられないや!
って、家族と一緒に話してるかな。
1年後にこの日記を読み返していることに期待しよう。
以上、オーストラリアから祝う父さん51歳の誕生日でした。
それでは。
コメント